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場の所――小説や雑文の場所。
内田の小説や雑文を保管します。

Hi! My name is sakurada_kazoku at TWITTER and stay in thailand for many years.

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川蟹の味、骨の味


 帰省


 ぼくの従兄に紫と書いてそのままムラサキと読ませる変わった名前の人があった。歳はぼくの一つ上だったが、幼いころぼくの両親の都合で三年ほど一緒に暮らしたこともあり、お互い遠慮をするような間柄ではなかった。
 当時は顔や仕草、話し方までもがそっくりだった、とムラサキの両親――母の姉とその夫である伯父は、中学生になって体格も性格もまったく似ていないぼくらに向かってよく言ったものだ。
 三年ほど暮らしたといっても、ぼくもムラサキもまだ小学校にあがる前だったので、どんなことをして遊んでいたのだかはっきりとは覚えていない。けれど幸福だったことだけは確かだ。振り返ってみればあの時期ほど屈託なく笑い、そして泣いた経験はないのではないか。


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ディヴァガシオン

  当来の人生に対する暗示や、
  生命に絡んだ兆しが、
  作家の気分に融け込んで、
  出て来る物が主題である。――折口信夫

     昨年五月五日になくなった祖父、木村清次郎に捧ぐ


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ギミプナニー

 本日は私の友人について話をしてみようと思います。原稿用紙2枚ほどの トリップ を予定しています。

 そもそも私が彼と知り合ったのはプノンペンにおいてでした。そのころ頻発してあらわれていた強盗団に、持ち金もパスポートも何もかもをすっかり巻き上げられて蒼い顔をしていた彼に当座の金を貸したのが機縁でした。

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ヌルくヌメった水の中

 雨、というよりも滝壺に街全体が入り込んだ昼下がり、下水処理能力をはるかに超えた雨水は、入り組んだ路地のすべてをいつしか緩やかに流れる川に変えた。その表面は激しく降り注ぐ雨粒のため、蠢く瘡蓋が蝟集するようで気味が悪い。小枝や葉または何か未成熟な果実は、無数にあらわれては消える突起の先端だけを避けるように蛇行しながら流れるものの、セブンイレブンの緑色のロゴやカーネルサンダースなどが印刷されたビニール袋は、たえず殴りつけられて浮かんだり沈んだりを繰り返していた。

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永い一休み

まったく文章を書かずにYOUTUBEばっかり見てました。
     


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どんな風に小説はできるのか?

 ずっと以前ある方に小説を書く前につくっているプロットを、その段階で見せていただける機会がありました。その生の、まだ文章化されていないもの、芯の芯の真っ直ぐなものからフクザツな小説が出来る過程ってのを拝見させていただいたのですが。それはぼくの中でかなり大きな出来事でした。

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サドについて――原ジャスティーヌ

三日前にバイクで事故を起こしまして、いろいろ腫れたり切れたり磨り減ったりしている肉体でもって、サドの書籍を読んでいたのですが、基本的な枠組みとして『自然に対しての人間の無力』みたいなことを悪徳者は常に論理の根底においているように思われます。逆に言えば『人間の悪徳に対する自然の無関心』つまり、人間が悪を行い得るということは、神=自然がそれを容認している。もし悪徳が自然にとって必要でないものならば、神はそれを当然人間に行えないように創る筈である、云々。
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夜から朝――ぼくのいる場所について

垢抜けないってなんだろうか?
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二進数も Я чайка と叫ぶ

 ニッポンのトウキョウとタイランドのチェンマイのちょうど中間にその場所はあったという。今はその場所自体がもうなくなってしまったと田口くんからわたしは聞いた。
 田口くんは、なんというか、やっぱり田口くんらしいというか、苗字の字ヅラを見てからすごく納得したのだけれど、こう、四角ばってるというか、見た目がカチカチしている。「え? そうかなー」と田口くんは言うけれど、「田も口も全部四角じゃん」とわたしは答える。
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ガルシア=マルケス――『予告された殺人の記録』について

 小説の投稿サイトにアップされている作品へ感想を書きたいのですが、考えがまとまらない。それはそれでいつも、なのですが、今日はあまりにもひどいとっ散らかりようです。
 で、うわーーつって息抜きにフラリと訪れた某裏チャンネルにて、マルケスの話があったので、少し。
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Teach Us To Outgrow Our Madness――裏――

 バーは最高の時間。まだ裏返したままの灰皿がテーブルの上に動かず、その複雑にカットされたガラスの表面も一枚板のバーカウンターの木目も美しく、そしておそろしく丹念に磨き込まれており、点いているのかいないのか判然とはしないほどの微妙で淡いダウンライトの照明と小さな窓から入る夕闇時の外光の二つを薄暗い位置に拮抗させたまま、滑らかに、なによりも清潔に、ただただ映してだしている。客はまだ彼一人だけだ。バーテンはキッチリ三角に作った彼の顎鬚を気にしている模様。
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掌に掴めるもののすべてにちかい――単簡なぼくの日常

クリスマスから更新していなかった! もう二ヶ月もたってるんですね。 なんだか、信じられないほどものすごい数の人が来られてるのですが、なぜ? 人数はわかるけど、だれが来られているのかわからない。 けど、励みにはなります。 完璧に『埋もれて腐っていたから』嬉しい。
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密接な二つの空間――荘厳と猥雑が手を繋ぐ

 昨日25日のクリスマス、近所の川原で行われた行事?か祭り?かイマイチはっきりしないものにご近所さんたちと行ってきました。クリスマスっぽい雰囲気もあったのですが、王室関係の行事なのか、全員起立して厳かに開会の挨拶が執り行われたあと、王室の音楽を歌ったりしました。
 暫くすると厳かな雰囲気は一転しました。
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昼下がりの太陽がテーブルに――待ち合わせのスローボート

 妻と娘が買い物に行っているあいだ、市場の近くで見つけたミャンマー料理屋さんで待機。
 アウンサンスーチー女史の写真が掲げられていて、なるほどミャンマーっぽい。
 ミャンマー料理になにがあるのか分からず、メニューを見ても当然味までは想像できない。まずは、ビールを飲んで、妻と娘が帰ってくるのを待つ。
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たとえば早朝の――ALL FAT LADIES

 FAT LADYは、芝生の庭に座っています。億劫なため芝刈りはされていません。ところどころにはキノコのためフェアリーサークルができていて、それ以外の場所はただ自然のまま生い茂ってしまっています。FAT LADYはそのことにまったく無関心ですが、近所の人たちは時どきこういって笑い合うのでした。

「芝生ってあんなに伸びるものなんだねえ、知らなかったよ、まるで彼女のようにスクスクと育ってしまって!」
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備忘録――『反哲学入門』とか『孤独の発明』とか

「超越論敵主観性」=「それ自体は世界を超越していながら、世界の存在の可能性を基礎づける主観ととしての機能である」

「デカルトのいう「理性」は、神によってわれわれに分かち与えられたものであり、われわれ人間のうちにありながらもわれわれのもつ自然的な能力ではなく、神の理性の派出所とか出張所のようなものです。
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新しい投稿サイト――ShortSTORYについて

 ここのところずっと作っていた新しいサイトがようやく一応完成しました。 『小説投稿サイトShortSTORY』

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THIS IS AWESOME――Shing02『Love You Like Water』について

If we can't make love
we can always make peace, can't we
if we can't make love
we can always make peace, can't we
if we can't make love
we can always make peace...
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真っ直ぐ――キミドリ『自己嫌悪』について

 無駄だと判っていても、手を伸ばしたくなることもある
意味のないことばっか追いまくって、意味を持たせてしまうときもある
自分以外のものが全て良く見えて、やることやなすことが全て嫌になって
俺は誰だ? 何者だ? 何をすりゃいいのか? 気がつきゃ自分に問いかけてる
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ギチギチに詰まっている――ヘミングウェイ『日はまた昇る』について

 野太いエグゾーストノートが聞こえた。それはどんどん近づいてきていた。まるで飛行機のジェット機関音みたいだ。
 俺は窓から外を見た。豚みたいに太ったガキが、しこたま金を持っていることを大音響で広告している。つまり豚が乗り回すツーシートのメルセデスが唸りながら通り過ぎるところだった。ちんまりした俺の部屋の横を嫌みったらしい低速で走りすぎるところだ。
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男とはどういう生き物なのか?――ドストエフスキー『やさしい女』について

 ドストエフスキーの『やさしい女』の新訳が発売されています。やさしい女? と不審に思う方もいらっしゃるかもしれません。聞いたことないな、と。今まで全集では『おとなしい女』『柔和な女』と訳されることの多かった作品で、『ドストエフスキイ後期短編集』でも『おとなしい女』と訳されています。
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眠っている時間――いま、ぼくのいる場所について

 熱帯の夕暮れは気だるげでまるで酔夢のようです。近頃少し涼しくなってきましたが、日中はまだまだ太陽の光が強く、カミュの『異邦人』のように朦朧とした一種不思議な空気が世界を充たしています。けれども午後五時を過ぎると、太陽はふっと溶け出すようにその勢力を失い、ぼくの内部のとろとろとした微熱とちょうど拮抗します。それはやはり酔夢のようにおぼろげで、また曖昧な感覚です。
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そこにいない人を思い出す契機――村上春樹『午後の最後の芝生』について

 何かを放り込む穴ぼこヽ ヽ ヽとして、文中に存在している代名詞はぼくにとっていつも奇妙なものです。
 彼、彼女、それヽ   ヽ ヽ   ヽ ヽなどは、一定の制限を受けながらも、なにかを代入すべき真空の空間、あるいは代入可能な留保された場所として、常にぽっかり口をあけて文章の中でなにかを待っている。子供の頃ぼくは、どんなものにでも変幻自在に変わるそれを、カメレオンのようだと思っていました。ぐるぐる動く目玉を持つ、なにか気味の悪い存在。
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宙返りする矛盾――大江健三郎『宙返り』について

 今日は小説内にある矛盾が持つ遊戯性ヽ ヽ ヽについて書いてみたいと思います。
 小説を読んでいて、矛盾点が出てきた場合、ぼくたちはすこしばかり立ち止まってしまいます。自分の間違いだろうか? そう考えてページを戻し、確認する人もいるかもしれません。やはり矛盾している。どうしてだろう? そういった時、ぼくたちが確認できることは、実はそれほど多くありません。不注意な読者なら、作者のミスとして切り捨ててしまうでしょうし、またもちろん、小説の登場人物や世界観において、作者が意図的に矛盾を盛り込んでいる場合もあります。
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God! I love this song!――憧憬の苦悩、素晴らしきジレンマ

 ある小説投稿サイトにて『イパネマの娘』というボサノバの名曲を引用した作品を読ませていただく機会がありました。そのとき、ぼくは読みながら、そういえばと思い出したことがあったのです。ほぼ十年前、ぼくはブルーノートで小野リサの歌う『イパネマの娘』をまぢかで聴いた経験のあることを思い出したのでした。
 十年の月日という時間的な隔たり、そしてぼくは海外に住んでいますので空間的にも隔たっている今、ぼくにとってその記憶は文字通りとても遠い出来事でした。まったく思い出すことのなかった記憶です。
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